勉強を進めていくときに大切な3つの力
我が家は夫婦ともに公立中学、高校出身で小学生時代の塾通いや厳しい中学受験を経験しませんでした。それでも幸いにして二人とも国立医学部に進学し医師となることができました。
おそらく中学生の頃から高校受験に備えて地道に主要科目の基礎学力を鍛えたことや高校生になった後も休まず数学や英語など学校より先取りして大学受験に早目に備えたのが良かったのだと思います。
そしてその日々の勉強の中で大切に感じたことが下記の三点です。
- 合格に必要な勉強量を見積もる力
- その勉強量を適切に計画に落とし込む計画力
- 必要に応じて修正を行いつつ着実に実行する実行力
このような、自分がどのくらいの勉強量をどの程度の時間でこなすことができるのか、自分が分かる・できるようになるためにはどの様に工夫してどのくらいの量を取り組めば良いのかを見積もる力は大学学部時代の膨大な講義の課題、試験をこなす際に大いに助けになりました。
子供達にはこのようなある種のマネージメント能力についてもおいおい身につけていってもらいたいと思っています。
中学受験について
家庭学習にあたって大切な点は子供達に勉強の楽しさや、できる・分かるようになることの楽しさを知ってもらうことだと思っています。当初は少しずつ一緒に算数と国語を始めましたが、海外転勤を機に英語も少しずつトレーニングに加えています。
前述の通り夫婦共々中学受験の経験がなく、これまで特に子供達に必須とは考えておりませんでした。
しかし子供達が海外生活や現地小学校を経験したため、やがては海外の大学への進学を希望するかもしれないと思うようになりました。その場合、一体どのようにしたら上手くサポートしてあげることができるでしょうか?
例えば米国の大学に進学するためには高度な英語力を身につけ、TOFELやSATにおいて高得点を取らなければなりません。また国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)プログラムについても考慮しても良いかもしれません。
いずれにしても帰国生向けの英語教育(英語取り出し授業)および学校からの海外大学への出願・進学のバックアップを期待する場合には、その様な体制の整った学校をまずは選択した方が良いと思うようになりました。
そのため現在、我が家では英語・グローバル教育を重視した中高一貫校の帰国生入試を選択肢の一つとして考えています。